領収書:明細つきをその場で頼みます
韓国の国民健康保険の加入者には、クリニックが診療費の計算書・領収書を出す必要があります。求められれば、保険対象と対象外の項目ごとに、単価、回数、合計を書いた明細(세부산정내역)も出します。国民健康保険 療養給付の基準に関する規則第7条の決まりです。
この規則は、国民健康保険の加入者向けに書かれています。保険に入っていない外国人観光客に、明細つきの領収書の交付を明確に義務づける規則は、このページでは見つかっていません。そこで、支払いのときに、項目、単価、数量、合計が分かる明細つきの領収書を頼んでください。
外国人患者誘致の法律(第8条)に登録した医療機関は、保健福祉部の様式の診療契約書と、予想診療費を渡す必要があります。見積書や契約書も、領収書と一緒に保管してください。
診療記録(カルテ)の写し
- 閲覧と写しの請求:医療法第21条第1項は、患者が自分の診療記録の全部または一部の閲覧や写しを求められると定めています。修正された記載や原本も含まれます。クリニックは、正当な理由なく断れません。
- 代理人:患者が指定した代理人も、患者の同意書と代理権を証明する書類を添えて、記録を受け取れます(同条第3項第2号)。
- 画像:診療記録の写しの手数料の表には、画像のフィルム、CD、DVDも載っています。
- 保存期間:診療記録の保存期間は、このページでは確認していません。
米国CDCは、医療ツーリズムの利用者に、海外での診療記録の写しを英語で求めて、帰国後の医師と共有するよう勧めています。また、帰国する前に、滞在先の医療機関から全記録の写しをもらうよう勧めています。これは米国の機関の案内で、韓国の規則ではありません。
診断書・証明書の手数料には、国の上限があります
保健福祉部の告示(第2021-34号)が、医療機関の証明書の手数料の項目と上限額を定めています。
- 上限がある主な書類:一般の診断書、医師が英語で書く英文の一般診断書、通院確認書、診療確認書、入退院確認書。診療記録の写し(1〜5枚目と6枚目以降で、1枚あたりの上限が違います)、画像のフィルム、CD、DVD、証明書の再発行も、上限があります。
- 英文の診断書:英文の一般診断書の上限は、一般の診断書の上限と同じです。
- クリニックが決める範囲:クリニックは、無料から上限額までの範囲で、自院の手数料を決めます。上限は、診察料や検査料を含みません。
- 表にない書類:公式の表にない名称や書式の書類は、クリニックが自分で金額を決められます。たとえば、保険会社独自の請求書式です。事前に金額を聞いてください。
- 掲示:医療法第45条第2項は、クリニックが徴収する証明手数料を掲示することを求めています。
- 診断書の交付:診察した医師は、診断書などの証明書を求められたとき、正当な理由なく断れません(医療法第17条第3項)。
具体的な上限額は、告示の表(出典)で確認してください。告示は定期的に見直されます。
保険請求と帰国後のために
- 保険会社に先に聞く:保険会社が求める書類、言語、書式は、保険会社に確認してください。このページでは、各社の条件は扱いません。
- 言語:英文の一般診断書には上限があります。日本語の書類を出せるかどうかは、このページの出典にはありません。クリニックに確認してください。
- 保険会社独自の書式:クリニックが金額を決めます。記入を頼む前に、手数料と発行までの日数を聞いてください。
- 登録医療機関の書面:外国人患者誘致の法律に登録した医療機関は、診断、治療の方法、起こりうる副作用を書いた別の書面と、診療契約書と予想診療費、医療事故が起きたときの紛争解決の手続きを、外国人患者に渡す必要があります。受け取った書面は保管してください。
帰国前のチェックリスト
- 支払い時に、明細つきの領収書をもらう。
- 診療契約書と見積書(予想診療費)を保管する。
- 診療記録の写しを、英語でもらえるか尋ねる。
- 診断書が必要なら、種類、言語、手数料、発行までの日数を、先に確認する。
- 保険会社独自の書式があれば、記入の手数料を先に聞く。
- 画像(CDなど)の写しが必要かを決める。
- 帰国後に連絡を取る方法を、クリニックと決めておく。
予約金とキャンセルは、韓国の美容医療の予約金とキャンセルで説明しています。
よくある質問
韓国のクリニックで、明細つきの領収書はもらえますか?
国民健康保険の加入者には、明細の提供が規則で義務づけられています。保険に入っていない観光客への義務は、見つかっていません。支払いのときに、項目、単価、数量、合計の入った領収書を頼んでください。
診療記録(カルテ)は、英語でもらえますか?
医療法は、患者が自分の記録の閲覧と写しを求める権利を定めていますが、英語での交付の義務は出典にありません。CDCは英語での写しを勧めています。英文の診断書は、手数料の上限が決まっています。
英文の診断書の手数料は、決まっていますか?
保健福祉部の告示に、英文の一般診断書の上限額があり、一般の診断書の上限と同じです。クリニックは無料から上限までの範囲で決めます。金額は、予約や支払いの前に聞いてください。
保険会社の請求書式にも、手数料の上限はありますか?
公式の表にない名称や書式の書類は、クリニックが自分で金額を決められます。保険会社独自の書式はこれにあたるため、記入を頼む前に手数料と発行までの日数を確認してください。
診療記録の写しは、断られることがありますか?
医療法は、正当な理由なく断ることを禁じています。患者が指定した代理人も、患者の同意書と代理権を証明する書類があれば、受け取れます。保存期間は、このページでは確認していません。
出典
- 国家法令情報センター(法制処):医療法(第17条、第21条、第45条ほか)
- 保健福祉部(国家法令情報センター):医療機関の諸証明手数料の項目および金額に関する基準(告示第2021-34号)
- 国家法令情報センター(法制処):国民健康保険 療養給付の基準に関する規則 第7条・別表2
- 国家法令情報センター(法制処):医療海外進出および外国人患者誘致支援に関する法律
- 米国CDC:Yellow Book 2026 第5章 Medical Tourism
- 米国CDC(Travelers' Health):Medical Tourism: Getting Medical Care in Another Country
出典の確認日は2026年10月29日です。手数料の告示は見直されることがあるため、最新の内容を国家法令情報センター(law.go.kr)で確認してください。
