比較

ウルセラとシュリンクの違い:機器・承認・ショットの数え方を出典つきで比較

ウルセラ(Merz社、ドイツ)とシュリンク(Classys社、韓国)は、どちらも集束超音波を使うリフトアップ機器ですが、別のメーカーの別の機器です。ウルセラには、組織の層を画像で確認する機能があり、米国FDAに眉毛、あご下と首、デコルテなどの適応があります。シュリンクは、出典の範囲では米国FDAの届出が見つかっておらず、韓国のクリニックでは1ショットあたりの料金が、ウルセラよりずっと低く設定されるのが一般的です。ショットの数え方は機器ごとに違うため、ショット数と料金は直接比べられません。

早見表

機器メーカー技術韓国MFDS/米国FDAの状況ダウンタイム(出典の記載)
ウルセラ、ウルセラ プライムUlthera, Inc.(米国アリゾナ州メサ)。ドイツのMerz Groupの傘下マイクロフォーカス超音波(画像確認つき、MFU-V)。トランスデューサーの深さは1.5mm、3mm、4.5mm。画像は深さ8mmまでMFDS:Merz Aesthetics Koreaが、集束型超音波刺激システムの医療機器として販売。2016年9月にデコルテの適応が追加。承認番号と日付は未確認。FDA:2009年のde novo(眉毛のリフト)。その後、あご下と首、デコルテのしわ。プライムは腹部と上腕、膝もメーカーは、施術後すぐ通常の活動に戻れると説明。赤みは数時間で薄れ、軽い腫れ、ピリピリ感、触れると痛む感じが出る人もいる。臨床試験で多かったのは、赤み、腫れ、痛み、一時的な神経の症状
シュリンク、シュリンク ユニバースClassys(韓国・ソウル)HIFU(高密度焦点式超音波)。固定の深さのカートリッジ(顔用は1.5、2.0、3.0、4.5mm)。ユニバースにはMPモードMFDS:シュリンクは2014年、ユニバースは2021年に承認。FDA:出典の範囲では、シュリンク/Ultraformerの届出は見つかっていないメーカーは「ダウンタイムはない」と説明。数時間〜数日の軽い赤みと腫れが出る人もいる。12人の研究で、施術中の痛みと軽い赤みは2日以内に治まった

米国FDAの「クリアランス(510(k))」は、承認とは別の手続きです。ウルセラの最初のFDA許可は、510(k)ではなく、de novo(新しい種類の機器の分類)でした。

違い

画像確認

  • ウルセラ:トランスデューサーが組織の画像も映し、深さ8mmまでの層を見せます。この機能は、トランスデューサーが皮膚に密着しているかを確認し、治療の深さを確かめる(たとえば骨を避ける)ために、FDAにクリアランスされています。
  • シュリンク:Classys社の製品ページに、画像確認の機能の記載は、出典の範囲では見当たりません。
  • 注意:「画像確認があるのはウルセラだけ」という主張は、Merz社自身の説明と、Merz社が資金を出した論文によるものです。この論文は、ウルセラと、Ultraformer III(シュリンク)を含む韓国の3つのHIFU機器を比べました。メーカー側が資金を出した論文なので、利害関係のある証拠として読んでください。

照射の深さと方式

  • ウルセラ:1.5mm(浅い真皮)、3mm(深い真皮)、4.5mm(SMAS・広頸筋の層)の3つの深さを使います。
  • シュリンク ユニバース:カートリッジは、顔用が1.5、2.0、3.0、4.5mm、体用が6、9、13mmです。
  • MPモード:ユニバースのMPモードは、通常モードより2.5倍速くエネルギーを届ける、とClassys社は説明しています。

米国FDAと韓国の承認

  • ウルセラ:2009年9月11日のde novoで、眉毛のリフトが最初の用途でした。その後、あご下と首(K121700、2012年10月2日)、デコルテのしわ(K134032、2014年6月20日)が加わりました。ウルセラ プライムは、K233996(2024年2月22日)の機器です。腹部と上腕はK243035(許可書の日付は2025年2月24日、Merz社の発表は2025年11月5日)、膝はK260618(許可書の日付は2026年5月21日、発表は2026年8月11日)で追加されました。現在の適応は、眉毛、あご下と首、デコルテのしわ、腹部、上腕、膝です。
  • シュリンク:海外向けの名前はUltraformer III(ユニバースはUltraformer MPT)です。出典の範囲では、FDAの届出は見つかっていません。FDAのデータベースにあるClassys社の届出は、SCIZER、ボルニューマ、CuRAS hybridで、いずれも別の機器です。
  • 韓国:ウルセラは、Merz Aesthetics Koreaが集束型超音波刺激システムの医療機器として販売しています。シュリンクは、2014年(Ultraformer III)と2021年(ユニバース)に、MFDSの承認を受けました。どちらも承認番号は、出典で確認できていません。

ショットの数え方と料金

  • ウルセラ:韓国のクリニックの料金表では、100、200、300、400、600、800、1,000ショットなど、ショット数ごとに料金が並びます。多くのクリニックで、ショット数が増えるほど、1ショットあたりの料金が下がります。今は、ほとんどのクリニックがウルセラ プライムを掲載しています。目元、首、額は、少ないショット数のパッケージです。
  • シュリンク:同じようにショット数ごとに示されますが、1ショットあたりの料金は、ウルセラよりずっと低く設定されています。
  • 比べ方:ウルセラの「ライン(ショット)」と、シュリンクの「ショット」は、別の機器の別の数え方です。出典には、両者を同じ量とみなす記述がありません。ショット数を機器の間で直接比べないでください。ショット数の目安は、料金ガイドで説明しています。

回数と持続

  • ウルセラ:メーカーは、1回の、個人に合わせた施術として案内しています。臨床研究では、治療後90日の写真で結果を比べました。結果は、すぐではなく、数か月かけて現れます。
  • シュリンク:メーカーが示す再施術の間隔は、出典で確認できていません。小規模な研究では、1回の施術で、上顔面と中顔面の計測値が90日後に改善しました。

このディレクトリの公表料金

次の表は、機器ごとに、料金を公開しているクリニックの数と、公開されている通常料金の下限と上限を示します。金額と単位(ショット数など)は、機器とクリニックで違うため、表の金額を機器どうしでそのまま比べないでください。

項目掲載クリニック公開されている通常料金 (最安)公開されている通常料金 (最高)
ウルセラ
울쎄라
18300,000ウォン(約35,400円)
ユジンスクリニック · Eye Ultherapy 100 shots (add-on) · 税込・税別の表記なし
5,100,000ウォン(約602,000円)
ダミクリニック · Ultherapy Prime (body) 1,500 shots · 税別
シュリンク
슈링크
1325,000ウォン(約2,950円)
JRYN南浦店 · Shurink Universe 100 shots · 税別
1,125,000ウォン(約133,000円)
Youngjong Central Skin Clinic · Shurink · 600 shots · 税別

情報はこのページ下部の出典、料金は各クリニックが公開している料金表によります(2026年10月29日までに確認)。製品・量・付加価値税の扱いはクリニックごとに異なります。

クリニックに聞くこと

順位づけではなく、予約前に聞くとよい質問です。

  • どの機器と世代を使いますか(ウルセラ、ウルセラ プライム、シュリンク、シュリンク ユニバース)。
  • 何ショットを、どの深さで、どの部位に使いますか。部位ごとの配分を教えてください。
  • 料金に含まれるショット数と、追加ショットの料金は何ですか。
  • 機器やチップが正規品であることを、どう確認できますか。方法は正規品の確認の記事にあります。
  • 誰が施術しますか。院長が施術すると料金は変わりますか。
  • 料金は税込ですか、税別ですか。通常料金ですか、イベント料金ですか。

よくある質問

ウルセラとシュリンクは同じ機器ですか?

同じではありません。ウルセラはMerz社(ドイツ)、シュリンクはClassys社(韓国)の機器です。ウルセラには画像確認の機能があります。ショットの数え方も、料金の水準も違います。

ウルセラとシュリンクの料金はどう違いますか?

韓国のクリニックの料金表では、シュリンクのほうが、1ショットあたりの料金がずっと低く設定されています。ただし、機器もショットの数え方も別なので、料金だけでは比べられません。

シュリンクは米国FDAの承認を受けていますか?

出典の範囲では、シュリンク/UltraformerのFDA届出は見つかっていません。ウルセラは、2009年にFDAのde novoで許可され、その後も適応が追加されています。

画像確認の有無は、結果に影響しますか?

このページの出典では、画像確認の有無による結果の差は確認できていません。「ウルセラだけに画像確認がある」という主張は、Merz社側の説明で、論文もMerz社が資金を出しています。

ウルセラとシュリンクは何回受けますか?

ウルセラは、メーカーが1回の個人に合わせた施術として案内しています。シュリンクは、メーカーが示す再施術の間隔が、出典で確認できていません。回数は、診察のうえ医師が決めます。

出典

出典の確認日は2026年10月29日です。料金は、このディレクトリのクリニックがそれぞれの料金表で公開している通常料金で、更新のたびに確認しています。承認の状況は変わることがあるため、最新の情報は公式のデータベースで確認してください。