データ

韓国の医療観光統計(外国人患者数)2009〜2025年

保健福祉部が2026年4月24日に発表した資料によると、2025年に韓国で治療を受けた外国人患者は2,011,822人で、前年より71.9%増え、初めて200万人を超えました。ソウルが全体の87.2%(1,755,002人)を占めます。首都圏(ソウル、京畿道、仁川)を除くと、増加率が高かったのは釜山(+151.5%)と済州(+114.7%)で、釜山の伸びは17の市・道の中で最大でした。国別では中国が最大で、日本が2番目です。

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主な数字

  • 外国人患者の総数:2025年は2,011,822人(前年比+71.9%)、患者の出身は201か国・地域です(保健福祉部、2026年4月24日)。2024年は1,170,467人、2023年は605,768人でした。
  • 累計:2009年から2025年までの累計は7,059,631人です(保健福祉部、2026年4月24日)。
  • 入院と外来:入院34,980人、外来1,976,842人です(保健福祉部、2026年4月24日)。
  • のべ患者数(연환자):2025年は2,723,307人です。1人が何度も受診した場合、すべての受診日と入院日を足した数です(保健福祉部、2026年4月24日)。
  • 国・地域別:中国618,973人(30.8%、+137.5%)、日本600,009人(29.8%、+36.0%)、台湾185,715人(9.2%、+122.5%)、米国173,363人(8.6%、+70.4%)、タイ58,124人(2.9%、+52.3%)です。中国が日本を抜いて最大の出身国になりました(保健福祉部、2026年4月24日。構成比はKHIDI)。
  • 日本の推移:日本は2023年(187,711人)と2024年(441,112人)に、国別で最大でした。2025年は600,009人に増えましたが、中国に次ぐ2位になりました(保健福祉部とKHIDI)。
  • 地域別:ソウル1,755,002人(87.2%、+75.6%)、釜山75,879人(3.8%、+151.5%)、京畿道54,085人(2.7%、+5.7%)、済州47,028人(2.3%、+114.7%)です(保健福祉部、2026年4月24日。構成比はKHIDI)。
  • 診療科別:皮膚科が1,312,700人(62.9%、+86.2%)、形成外科・美容外科が233,100人(11.2%)、内科統合が192,208人(9.2%)です。診療科ごとに数えているため、母数は2,087,400です(KHIDI、2026年9月)。
  • 医療機関の種類:医院(クリニック)が1,765,153人(87.7%)です。総合病院は3.6%、上級総合病院は3.0%です(保健福祉部、2026年4月24日。構成比はKHIDI)。
  • 性別と年代:女性が1,706,341人(84.8%)、男性が305,481人(15.2%)です。年代がわかる1,981,704人のうち、20代が701,338人(35.4%)、30代が676,652人(34.1%)です(KHIDI、2026年9月)。
  • 登録機関:外国人患者の誘致登録をした医療機関は4,088、仲介業者は2,610です。ソウルの登録医療機関は2,555(62.5%)です(KHIDI、2026年9月。ソウルの数は保健福祉部)。
  • カード利用額(金額で、患者数ではありません):外国人患者のカード利用額のうち医療機関での利用が占める割合は、2024年が38.3%、2026年上半期が45.9%で、2026年上半期の医療のカード利用額は前年同期比+38.6%でした(KHIDIのカード決済の分析。金額はカード利用額の節の表にあります)。

年別の外国人患者数

2009年から2025年までの患者数です。2020年は新型コロナの拡大で、前年から76.5%減りました。表の「前年比」は、出典が示した増減率だけを載せており、示されていない年は「—」です。

年外国人患者前年比
20252,011,822+71.9%
20241,170,467+93.2%
2023605,768+144.2%
2022248,110+70.1%
2021145,842+24.6%
2020117,069-76.5%
2019497,464—
2018378,967+17.8%
2017321,574-11.7%
2016364,189+23.0%
2015296,889+11.0%
2014266,501—
2013211,218+32.5%
2012159,464—
2011122,297+49.5%
201081,789+36.0%
200960,201—

出典: 保健福祉部, 2026-04-24 · 保健福祉部, 2025-04-03 · 保健福祉部, 2024-04-30 · 保健福祉部, 2023-04-25 · 保健福祉部, 2022-06-27 · 保健福祉部, 2019-04-17 · 保健福祉部, 2018-04-19 · 保健福祉部, 2017-04-28 · 保健福祉部, 2016-05-27 · 保健福祉部, 2014-05-21 · 保健福祉部, 2012-05-17 · 保健福祉部, 2011-05-27

国・地域別(2025年)

上位14の国・地域と、そのほかの合計です。英国とフィリピンの行は、最後の「その他の国」の内数です。二重に足さないでください。

国・地域外国人患者構成比前年比
中国618,97330.8%+137.5%
日本600,00929.8%+36.0%
台湾185,7159.2%+122.5%
米国173,3638.6%+70.4%
タイ58,1242.9%+52.3%
シンガポール43,2222.1%+62.1%
モンゴル35,5861.8%+38.3%
カナダ23,6241.2%+59.1%
ベトナム23,1331.1%+13.5%
インドネシア21,2571.1%+104.6%
ロシア20,2621.0%+21.9%
オーストラリア20,0061.0%+45.1%
カザフスタン15,1880.8%+4.9%
マレーシア12,0860.6%+106.8%
英国10,0920.5%+78.4%
フィリピン8,8460.4%+33.8%
その他の国161,2748.0%+66.9%

出典: 保健福祉部, 2026-04-24 · KHIDI, 2026-09-04

地域別(2025年)

17の市・道の患者数です。世宗は0人から3人になったため、増加率は示されていません。

地域外国人患者構成比前年比
ソウル1,755,00287.2%+75.6%
釜山75,8793.8%+151.5%
京畿道54,0852.7%+5.7%
済州47,0282.3%+114.7%
仁川26,4831.3%+23.8%
大邱19,2431.0%+31.4%
忠清南道6,8760.3%+6.6%
大田6,4450.3%-0.3%
全羅北道(全北)5,1650.3%+23.3%
慶尚北道4,2720.2%+12.0%
光州3,3820.2%-0.3%
忠清北道3,0710.2%+0.2%
慶尚南道1,8960.1%+14.6%
江原1,7680.1%+18.1%
蔚山1,0410.1%+26.3%
全羅南道1830.0%-2.1%
世宗30.0%—

出典: 保健福祉部, 2026-04-24 · KHIDI, 2026-09-04

診療科別(2025年)

診療科別の数字は、1人の患者が複数の診療科を受診した場合、受診した診療科ごとに1人と数えます。合計は2,087,400で、患者総数の2,011,822より大きくなります。構成比もこの合計が母数です。

診療科外国人患者構成比前年比
皮膚科1,312,70062.9%+86.2%
形成外科・美容外科233,10011.2%+64.3%
内科(家庭医学科を含む)192,2089.2%+54.9%
健診センター65,2283.1%+17.0%
韓医学(漢方)37,0871.8%+9.4%
歯科32,7751.6%+79.0%
産婦人科26,6471.3%+62.6%
眼科22,3781.1%+40.9%
外科19,4080.9%+23.4%
整形外科(骨・関節)18,4980.9%+8.6%
耳鼻咽喉科9,6500.5%+10.9%
脳神経外科8,6410.4%+0.4%
小児科8,3840.4%-3.1%
その他の診療科100,6964.8%+34.6%

診療科別の数は受診した診療科ごとに数えるため、合計は患者数より多くなります。

出典: KHIDI, 2026-09-04

外国人患者のカード利用額(2024年と2026年上半期)

KHIDIは、外国人患者が海外で発行されたカードを韓国で使った決済も分析しています。この表は患者数ではなく使われた金額なので、上の患者数と比べないでください。対象はカード決済だけです。2024年の報告は現金、銀聯、Alipayを含まず、90日を超える滞在も除くとしており、2026年の分析については、現金とWeChat Payが含まれないと報道されています。実際の支出はこれより大きくなります。2024年の数字は、KHIDIの2025年12月16日付の報道資料によります。2026年上半期の数字は、2026年8月27日のKHIDIの記者説明会で公表されたもので、ハナカードのデータに基づきます。KHIDI自身の発表資料は見つけられなかったため、説明会を伝えるETNewsとMTNの報道を使っています。2025年通年のカード利用額の報告は見つかっていません。

2つの列は別々の分析で、カードのデータも違うため、一方から他方を引かないでください。「—」は、確認した資料に数字がないという意味です。

項目2024年(通年)2026年上半期
外国人患者のカード利用額(全業種、億ウォン)36,64730,973 (前年同期比+25.6%)
うち医療機関での利用額(億ウォン)14,05314,203 (前年同期比+38.6%)
カード利用額全体に占める医療の割合38.3%45.9% (前年同期は41.6%)
医療以外の業種(億ウォン)—16,770 (前年同期比+16.3%)
医療機関でカード決済をした患者数約92万人—
患者1人あたりの利用額(全業種/医療)399万ウォン / 153万ウォン—
診療科2024年(億ウォン)2026年上半期(億ウォン)前年同期比医療のカード利用額に占める割合(2026年上半期)
皮膚科5,8557,685+49.5%54.1%
形成外科・美容外科3,5942,561+16.6%18.0%
内科—1,001+66.5%—
歯科—499+41.0%—
整形外科(骨・関節)—107+60.9%—
国・地域医療のカード利用額 2024年(億ウォン)
米国3,071
日本2,796
台湾1,284
中国1,073

出典: KHIDI, 2025-12-16 · Medigate News, 2025-12-17 · ETNews, 2026-08-27 · MTN, 2026-08-27

2024年は、医療のカード利用額の87.6%をソウルが占めました(KHIDI、2025年12月16日)。2026年上半期は、皮膚科と形成外科の合計が医療のカード利用額の72.1%で、前年同期は71.6%でした(MTN)。MTNは、形成外科の伸びが小さい理由の一部を、現金やWeChat Payなど集計に入らない決済があるためとしています。診療科別の伸び率は、その点を踏まえて読んでください。2026年上半期の形成外科、内科、歯科、整形外科の数字は、ETNewsだけに載っています。

海外の人は韓国の医療をどう見ているか(KHIDI調査、2025年)

KHIDIは2026年9月17日に「2025年韓国医療サービス海外認識度調査」を発表しました。2025年11月28日から12月23日まで、16か国25都市の18歳以上の一般消費者7,100人にオンラインで調査し、回答者は主要なバイオヘルス19か国を評価しました。結果は一般の人の意見で、患者数ではありません。報告書そのものは見つけられなかったため、説明会を伝える2つの報道(Money TodayとWikitree)を使っており、2つは下の数字で一致しています。66.4点を、一方はバイオヘルス産業への好感度、もう一方は韓国への総合的な好感度としているため、ここでは「総合的な好感度」と書いています。

項目結果前回調査からの変化
調査対象国の中での、韓国の医療サービスの順位3位2段階上昇
評価対象19か国の中での総合的な好感度66.4点・4位6段階上昇(2024年は10位)
医療目的で韓国への渡航を検討する人61.2%+1.4ポイント
医療情報をオンラインで得る人86.3%—
医療情報をオフラインで得る人55.3%—
情報源:医療機関のウェブサイト・SNS・YouTube34.5%—
情報源:専門家のSNS・YouTube34.5%—

出典: Money Today, 2026-09-17 · Wikitree, 2026-09-17

定義と調査方法

  • 外国人患者とは:韓国に居住(外国人登録または国内居所の申告)しておらず、国民健康保険の加入者でも被扶養者でもない状態で診療を受けた外国人です(医療海外進出法第2条)。韓国に住んでいて健康保険に加入している外国人は含みません。
  • KHIDIの追加の扱い:KHIDIの集計は、医療ビザを持つ人、在韓米軍とその家族、在外公館や国際機関の職員も対象にします。
  • 除外されるもの:医療機関などが報告した実績が基準です。相談、非対面、代理処方の患者は除きます。2023年の発表は、単純な新型コロナ検査も除いていました。
  • 数え方(実患者):医療機関ごとの実人数です。同じ人が2つのクリニックで治療を受けると、2人と数えます。このため、旅行者の実人数ではありません。
  • 診療科:複数の診療科を受診した人は、診療科ごとに1人と数えます。「内科統合」は11の診療科(家庭医学科を含む)、「韓方統合」は11の韓方の診療科の合計です。
  • 米国:米国の患者数には、在韓米軍の患者15,290人(米国の患者の8.8%)が含まれます。
  • 報告の流れ:登録した医療機関と仲介業者が、医療海外進出法第11条により2月末までに報告します。市・道が3月10日までに保健福祉部へ通知し、KHIDIが集計します。
  • 国際比較:シンガポールやタイなど多くの国は、のべ患者数で数え、現地に住む外国人やスパ・マッサージの訪問者を含みます。KHIDIは、国どうしの単純な比較は適さないとしています。
  • 金額:政府系機関による医療観光の経済効果の推計もありますが、報告された実績ではなく推計のため、このページには載せていません。上の「カード利用額」は実際の決済データで、全決済の一部だけを含みます。

資料の間の食い違い

  • 2025年の国・地域の数:保健福祉部とKHIDIの表は201としています。KHIDIの図解のページは「202か国」と書いていますが、202は2024年の数です。このページは201を使います。
  • 2016年の中国:保健福祉部の複数の発表は127,648人、KHIDIの表は129,409人です。このページは127,648人を使い、2016年の構成比は載せていません。
  • 2009年の診療科の合計:保健福祉部の資料は64,464、KHIDIの表は66,308で、差の1,844は「その他」に入っています。
  • 2023年の医療機関の種類:最初の発表と、あとの資料で、総合病院などの数が違います(総計の605,768は同じです)。このページは、あとの資料の数を使います。
  • 初回発表と改訂値:最初に発表された数が、のちの時系列で少し改訂された年があります。このページは、最新の時系列を使い、増減率は出典に書かれたものだけを載せています。

入手できていない資料

  • 保健福祉部の報道資料は、2012年、2019年、2020年の実績の分が見つかっていません。2019年と2020年の数は、のちの時系列にだけあります。
  • 2009〜2022年の国別の内訳は、保健福祉部の資料にある14か国だけです。

引用の仕方

数字を引用するときは、保健福祉部の発表日とKHIDIの報告書名を、このページの名前と一緒に書いてください。

韓国は2025年に外国人患者を2,011,822人受け入れ、前年から71.9%増えました(保健福祉部報道資料、2026年4月24日)。この数は医療機関ごとに患者を数えたもので、国民健康保険に加入している外国人居住者を含みません。

出典の表記例:保健福祉部(Ministry of Health and Welfare)、KHIDI(韓国保健産業振興院)「2025年外国人患者誘致実績 統計分析報告書」。集計と整理:韓国クリニック・ディレクトリ「韓国の医療観光統計」(https://koreaclinicdirectory.com/ja/data/korea-medical-tourism-statistics/)、2026年10月29日・30日確認。

出典

すべての数字は、上の資料から転記したもので、このページでは計算していません。出典の確認日は2026年10月29日と30日です(カード利用額と海外認識度調査の出典は30日)。2009〜2025年の全データと、カード利用額のデータは、ページ内のCSVでダウンロードできます。